「ILC-Japan2018」外交・安保セッションで米紙コラムニストが講演

12月11日に行われたILC-Japan2018のセッション2では、外交安保をテーマに講演と議論が行われました(=写真上)。

「米中『新冷戦』と米国の外交・安全保障戦略」をテーマに、米国「ワシントン・タイムズ」紙のコラムニストであるビル・ガーツ氏(=写真下)が講演。

ガーツ氏は冒頭、トランプ米大統領が経済政策を国家の安全保障政策と連携させた対中政策を指導していると指摘。中国が①軍事戦略②ハイテク技術戦略③サイバー戦略④宇宙戦略――などによって、米国に真正面から挑戦していると述べました。

また、米国の弱点とされているIT技術を利用したサイバー攻撃や宇宙戦略に多額の投資をし、戦争をせずに主導権を握ろうと画策する中国に対し、関税引き上げや産業スパイの摘発を強化する米政府の対応について解説。経済支援の名目で途上国に近づく一方、全世界に軍事基地を造ることを目標とする『真珠の首飾り戦略』を展開する中国の危険性に警鐘を鳴らしました。

ガーツ氏の講演を受け、大学院教授が中国の視点からコメントしました。同教授は、米国の強硬姿勢によって中国経済が不安定になっているとし、「米中は今後、テクノロジー冷戦に突入する可能性がある」「対外戦略として中国は日本やEUに接近している」などと述べました。