第105回超宗教フォーラム

東京都新宿区の会場で5月22日、宗教者平和大使協議会主催の第105回超宗教フォーラムが開催され、神道、仏教、キリスト教を代表する宗教者や各分野の平和大使など約20人が集いました(=写真上)。

5月15日は国連の定めた「国際家族デー」に当たります。この国際デーは、「各国において家族に関する問題についての認識と理解を深め、その問題に取り組む能力を高めるとともに、解決に向けての活動を促すことを目的」として、1993年9月の国連総会で制定されました。

「平和と開発のための宗教者の責任」を今年の通年のテーマとする超宗教フォーラムでは、今回「家族・家庭」に焦点を当てることで、日本における「国際家族デー」記念行事としました。

会の冒頭、UPF-Japanの魚谷俊輔事務総長から、5月15日から18日まで韓国・ソウルで開催された「国際指導者会議2019」(UPF主催)の報告がありました(=写真下)。「北東アジアの平和と安全保障に向かって共生・共栄・共義」を主題とするこの会議では、日本、米国、韓国の、主に外交・安全保障問題の専門家らが集い、幅広い視点からの発表と活発な意見交換がなされたとのことでした。

続いて、宗教者平和大使協議会の石丸志信顧問が「UPF創設者の生涯とそのビジョン②」と題して講演。石丸顧問はまず、UPFの家庭ビジョンは、宗教が教える家庭理想を土台として、宗教心を尊重し、家庭こそが平和世界の礎と強調していると切り出しました。さらに、「そのビジョンは聖書のインスピレーションによるところが大きい。個人においては心身統一を目指し、純潔を守って成長し、夫婦となってからは、相互信頼と貞節を守り、夫婦の愛を育みながら、子女を正しく教育することで父母の愛を深める。そして、より大きな愛で、被造世界を慈しむ家庭を形成することが理想家庭のビジョンとして掲げられている」と説明しました。また、このビジョンはUPFの文鮮明総裁・韓鶴子総裁夫妻の生涯を通じて実践されながらモデルとして示され、世界平和実現へと向かって、平和大使運動として展開してきたと語りました。

その発題を受けて、参加者らはそれぞれの家庭観に照らして感想や体験を語りました。参加者の一人の僧侶は、自分自身の今の在り方を見つめ、相手を思い測る仏教的人生観を語り、神職の方は、素晴らしい日本の伝統であった家庭観を支えてきた「神の子」の自覚が欠如していることへの危惧を述べました。また、一人のキリスト教の伝統に立つ婦人は、UPFのビジョンを探求し実践する中で愛を育む家庭のすばらしさを体験したと、実感を持って語りました。

それぞれの語る内容を、参加者は共感をもって受け止めたのち、最後に、文総裁の平和大使に向けたメッセージ「神様のモデル的理想家庭と国家と平和王国」(2006年3月)を読みながら、UPFの家庭のビジョンを整理して学びました。