第106回超宗教フォーラム「アジア宗教者交流ツアー」報告会

東京都内の会場で7月24日、宗教者平和大使協議会主催の第106回超宗教フォーラムが開催され、神道、仏教、キリスト教を代表する宗教者や各分野の平和大使など約20人が集いました。宗教者平和大使協議会では今年に入り、「平和と開発のための宗教者の使命」をテーマに同フォーラムを企画しており、今回はその5回目となります。

最初に、UPF-Japanの荒瀬和紀事務次長が今年上半期の世界のUPF活動を報告。6月7日に南アフリカ・ヨハネスブルグで開催されたアフリカサミット・国際指導者会議や同月22日に米国・ラスベガスで行われた米ACLC(米聖職者指導者会議)特別総会の様子を紹介しながら、いずれも宗教指導者が平和の大切さを訴える具体的な取り組みの先頭に立っていることを強調しました。

その上で、荒瀬事務次長はUPFのプロジェクトとして築かれた、宗教者の国際ネットワーク「平和と開発のための宗教者協議会(IAPD)」の今後の取り組みと、宗教指導者のリーダーシップに大きな期待が寄せられているとして報告をまとめました。

荒瀬事務次長の報告を受ける形で、宗教者平和大使協議会の石丸志信顧問が、日本の宗教者平和大使の代表団5人による訪台ツアーについて報告しました。

一行は7月17〜20日に行われた中華民国宗教平和協議会(TCRP)主催の「第19回宗教と平和のライフキャンプ」に参加するために台湾を訪問。同キャンプには台湾国内の10以上の宗教団体のほか、日本、韓国、フランス、インドなどからの招待者を合わせ約120人が参加しました(=写真下)。

参加者は期間中、宗派や立場を越えてチームを編成し、生活を共にしながら、それぞれの宗教伝統を理解し合う時間を持ちました。また、いくつかの宗教施設を訪問し、各宗教の祈りを体験しました。

石丸顧問は同キャンプについて、「諸宗教の交流によって相互理解と共感が深まり、宗教共通の理念である平和の実現に向け、協力関係を持つ契機となった」との感想を述べ、日本におけるIAPDの推進にも生かしていきたいとの決意を明らかにしました。

一行はキャンプへの参加に先立ち、UPF台湾とも交流。台湾におけるUPFの活動について理解を深めたほか、日台韓IAPDの協力関係を促進することで合意しました。

石丸顧問の報告に続き、台湾ツアーに参加した宗教者が感想を述べました。

フォーラムの最後には、IAPDの川上与志夫会長(帝塚山学院大学名誉教授)があいさつ。「生命への畏敬」との言葉を遺したシュバイツアーの生き方を例に、今後、IAPDが平和を実現するビジョンを具体化していく実践をしていかなければならないと訴えました。