アイルランド/スロバキア

毎年9月21日は「国際平和デー」。世界の人々が銃を置き、全世界共通の理想である国際平和について考え、推進していく日として国連が定めた記念日です。UPFの世界支部も、国連の呼びかけに呼応する形で記念行事を行っています。

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【アイルランド】

UPFアイルランドは9月22日、北部ダウンパトリックの会場で、国際平和デーを記念し、第4回ピースロードウォークと、第2回のピースロードフォーラムを開催しました。

午前中のイベントでは、アイルランドの4つの州から来た30人以上の異教徒巡礼者が、嵐の中、郊外のパトリック山を歩き、聖パトリック像に向かいました。その後、一行はスリーヴ・パトリックという丘で、聖書の朗読の時間をもちました。一行を代表してエリー・ロウ牧師が、聖パトリックの奴隷としての出自と、彼が奴隷制度や人身売買の被害者の権利を記録した最古の運動家の1人であったことを振り返りました。

その後に行われたピースロードフォーラムでは、参加した平和大使によるプレゼンテーションが行われました。

アルスター大学のジェームズ・ユーモイビー博士は、教育は貧困から抜け出す最善の方法であるだけでなく、健康と平均余命の改善にもつながると述べました。

また、デ・スーザ牧師は、英国および世界中の宗教青年奉仕(RYS)プロジェクトの活動について報告し、参加者と奉仕先の双方にとって、奉仕学習活動が非常に有益であり、青少年への教育効果が高いことなどを強調しました。

さらに、UPFアイルランドのリーダーであるコム・シオニース氏は、平和大使として「他者のために生きる」というUPFの核心的価値を念頭に個々の活動を推進していくよう呼びかけました。

※聖パトリックは、アイルランドにキリスト教を広めた司教(主教)。カトリック教会・聖公会・ルーテル教会・正教会で聖人。「アイルランドの使徒」と呼ばれた。アイルランドの守護聖人。

【スロバキア】

UPFスロバキアは9月23日、国際平和デーを記念するイベントを開き、ゲストとして招かれた安全保障を専門とするジャーナリスト、イゴール・チブラ氏が「ロシアとウクライナの紛争と新しい平和への展望」というテーマで講演しました。チブラ氏はクリミアやドンバス紛争の原因や歴史的背景などを詳しく解説しました。

講演に先立ち、UPFスロバキアのミロシュ・クラス事務局長は、国際平和デーの意義について触れ、平和活動家のポール・K・チャペル氏について語りました。チャペル氏は、戦争を終わらせ、平和をもたらす必要性を説いた著作「平和への道」シリーズの著者として知られています。

同氏の注目すべき発言の一つは、「平和のために戦うことは可能だろうか。それは『戦闘』という言葉の定義の仕方によるものだ。暴力ではなく闘争だと定義したら、平和のために戦わなければならない」というものです。