「北海道ILC特別オンライン懇談会」開催 道内外から60人が参加

「朝鮮半島の平和統一についての日本の役割と北海道として何ができるのか」をテーマとする「北海道ILC(国際リーダーシップセミナー)特別オンライン懇談会」(主催:北海道平和大使協議会)が3月7日、札幌市内で開かれました。同懇談会には道内外から約60人が参加しました(=写真上)。

この日は、歴史的見地から朝鮮半島の統一を研究している同志社大学嘱託講師の浅井良純氏が基調講演者として招かれました。また、札幌市議会日韓友好議員連盟の小嶋裕美会長、在日本大韓民国民団北海道地方本部婦人会の呉銀淑(オ・ウンスク)副会長がコメンテーターとして参加しました。
浅井氏は「朝鮮半島の平和統一と日本」と題して講演。まず、朝鮮半島の分断状況について、歴史的な経緯を解説しました。

その上で、分断された半島が平和的に統一されるためには、日米韓の連携が重要と強調。一方で、「日韓の関係が悪化に加え、文在寅(ムン・ジェイン)政権によるバランサー外交が韓国の孤立化を招き、日米韓一体化を阻んでいる」と指摘。状況の打開に向け、「日韓の和解に加え、中国・ロシアなどに住む在外朝鮮民族の連携を伴った北東アジア経済共栄圏を建設することで大国の利害を緩和していく必要がある。日韓トンネルはそのための有効なプロジェクト」と語りました。

講演を受けて、小嶋会長は、「草の根レベルで日韓の交流の輪を広げていきたい。北東アジアという大きな視点で日韓関係を捉えることの重要性を理解することができた」と感想を述べました。また、日本に嫁いで30年になる呉副会長は、「いつも日韓両国のために何ができるかを考えてきた。日韓が一つになることが半島統一につながると聞き、私たちが行ってきたことは間違いではなかったと感じた」と語りました。

その後、同協議会の清水誠一議長(元衆議院議員)がこの日の議論を総括。「朝鮮半島が一つになれば、南は日韓トンネル、北は北海道とサハリン、そして沿海州、シベリアとつながれば北東アジア経済圏が構築される。北海道も大きな恩恵を受けることになる。今日学んだ視点をしっかりと捉えて前進していきたい」と述べ、今後に向けての決意を明らかにしました。

左上から時計回りに、浅井良純氏、小嶋裕美氏、清水誠一北海道平和大使協議会議長、呉銀淑氏