国土開発計画に携わった専門家が講演

8月30日午後2時から、東京都内の会場で日韓トンネル推進東京セミナー「日韓トンネルによるアジアと世界の平和」が開催され、各界の有識者、専門家ら約50人が参加しました(主催:日韓トンネル推進東京都民会議世話人会、共催:平和大使協議会)。

「日韓海底トンネル構想」は、2010年から本格的な国民運動として展開されており、全国各地で講演会や技術・ルートの研究発表、経済効果勉強会、日韓文化交流史研究講演会、日韓トンネル建設推進大会、シンポジウムなどが開催されています。東京セミナーは、「日韓トンネル推進東京都民会議」の結成をめざした企画として開催されました。

日韓トンネル建設推進運動の今日までの歩みを綴った映像の上映と、来賓のあいさつに続き、野田順康・西南学院大学教授が基調講演を行いました。

野田教授は冒頭、戦前の「大東亜縦貫鉄道構想」(1930年代)や、戦後の大林組による「ユーラシア・ドライブウェイ構想」(1980年)、第10回「科学の統一に関する国際会議」(1981年)などを出発点とした日韓トンネル構想の歴史的経緯を説明。自身が国交省で国土開発計画に携わってきた経験から、日本政府も当初から日韓トンネルに注目していたことを明らかにしました。

そして現在、深刻な人口減少問題に直面しているわが国にとって、国土計画を通じて物流、人流両面でアジアとの連携を強化し、さまざまな形で対日投資を呼び込むことがこれからの経済発展に不可欠であると指摘しました。

野田教授はトンネル実現のための建設費について、日韓政府の公共投資だけでは不可能であると指摘した上で、グローバルな投資で実現し世界銀行などをはじめとする国際金融機関によるグローバルな投資を利用すべきだと提案しました。