平和世界実現に貢献した個人や団体を表彰する「鮮鶴平和賞」の第2回授賞式が2月3日、韓国ソウル市で行われた世界サミット 2017(2 月 1 ~ 5 日、UPF などが主催)の中で行われました。UPFのニューズレター「平和大使」3月号から、受賞者の 1 人、サキナ・ヤクービ博士の業績と授賞式後に行ったスピーチの一部を紹介します。

私自身が、1979 年に自国が侵略された後に難民になりました。私の家族は全員が難民になりました。私はすべての権利が剥奪された場所にいるということが、どのような思いになるのかを知っています。また、私は自分自身の尊厳性や自信を含め、自分の持っているすべてを失うことで、どのような思いになるのかを知っています。

それこそが、私がアフガン学習研究所(AIL)を設立した理由であり、私が 26 年間にわたってアフガン難民の方々と共に、アフガン難民およびアフガニスタンにおける国内避難民の再定住化のために活動することを選んだ理由なのです。私は、アフガン人たちが自尊心と自信を取り戻すのを助ける道を見つけ出したかったのです。私は、彼らが再び信頼関係を取り戻し、彼らの共同体を再建し、彼らの核心的価値観を再構築して欲しかったのです。私は、彼らが平和と協調の中で持続可能な人生を送ることができるようになって欲しかったのです。

アフガン学習研究所の核心的原理は、①地域社会を関与させること、②地域社会に必要なことを決めさせること、 ③地域社会の声に耳を傾けること、④質が高く、文化に配慮したトレーニングとプログラムを提供すること、⑤約束したことは必ず実行すること、⑥時間をかけて信頼を構築すること、⑦それを維持することに努めること――です。

もし私たちが変化をもたらしたいのであれば、人々を引き付ける創造的なプログラムを提示しなければならない、というのが私の信念です。私たちが人々に機会を与え、彼らが何を知っていて、どのような技術を持っていて、どのくらい与えることができるかと尋ねるとき、その結果は驚くべきものとなるでしょう。人々は自分の価値を実感したいのです。彼らは自分たちの声を聞いて欲しいのです。人々の声が聞かれるとき、彼らは自信を獲得し、地域社会と国の成功を確保するためのプログラムにおいて積極的な役割を果たしたいと思うようになるのです。

(UPF・平和大使協議会発行のニューズレター「平和大使」3月号から一部抜粋)