島根で人格教育シンポジウム

松江市内の会場で11月19日、「地方創生は人づくりから〜これからの島根の教育を考える〜」をテーマとして島根人格教育シンポジウム2017が開催され、県議、市議、教育関係者など約150名が参加しました。

島根人格教育協議会会長の多久和忠雄・元県議の主催者挨拶、来賓の挨拶に続き、古瀬誠・山陰合同銀行特別顧問で松江商工会議所会頭が「私は何故に現代に藩校をつくったのか」と題して基調講演を行いました。

古瀬氏は、「バブル崩壊後の混沌とした状況の中で社会のためにひたすら生きる人を育てるにはどうしたら良いか」と考え、自ら5年前に青少年を対象とした私塾「尚風館」を開校した経緯を語りました。そして、銀行員時代に感じた、職場や地域社会における若者の現状や課題に言及しながら、尚風館での取り組みを紹介しました。

また、シンポジウムでは小林祥泰・前島根大学学長をコーディネーターに、古瀬氏のほか、広沢卓嗣・元島根県教育長、石原俊太郎・山陰ケーブルビジョン社長、吉岡愛和・家庭教育アカデミー所長がパネリストとして加わり、ディスカッションが行われました。

島根県では「島根教育ビジョン21」のもと、少人数学級やふるさと教育など豊かな人格の育成をめざしていますが、ディスカッションでは「学力の低下が最も重要な問題。自信と誇りを持てる学校にすべき」「学校現場にガバナンスが効いておらず、問題解決ができない」「出雲市ではコミュニティースクール制度があり、地域が連携して学校運営を行っている」など学校教育に対して多くの指摘や事例報告がありました。

最後に、副会長の青戸良臣・前賣布神社宮司が「学校教育の問題は多様であるが、基礎、基本は家庭である」と述べ、会を締めくくりました。