米・ニューヨークでIAPD世界大会を開催

米国ニューヨークで11月10~13日、「IAPD(平和と開発のための宗教者協議会)世界大会」(共催:UPF、ACLC〔米国聖職者指導者会議〕)が開催され、28カ国から約280人の宗教指導者をはじめ、各界の有識者などが参加しました。テーマは「分裂の克服、連帯の構築:信仰、政府、市民社会のリーダーの役割」。

11日は「UPF、ACLC、IAPD、IAPPのビジョン、普遍的価値および活動」「重要課題に取り組む国際コミュニティの役割」など4つのセッションが行われました。

「UPF、ACLC、IAPD、IAPPのビジョン、普遍的価値および活動」のセッションで登壇した「エルサレム平和安保フォーラム」のエリエゼル・グラッドバッハ=ガル会長は、「和平合意がどうしてできないのか。それは、両者の平和についての価値観が違うからだ。平和を実現するためには、文化の壁を取り外さなければならない。そのためには、共通の利益を礎にすることが重要だ」と述べました。

また、「平和実現に不可欠な結婚と家庭」のセッションでは、川上与志夫・帝塚山学院大学名誉教授が講演。川上名誉教授は、家庭とは世界で一番帰りたい「しあわせな居場所」であると語り、家庭の重要性を強調しました。

12日午前のIAPDセッションでは、キリスト教、イスラム教、仏教、神道など各宗教宗派の指導者が、世界平和に貢献する宗教の役割について、それぞれの立場から発表しました。日本から参加した渡邊幸生・常若神社宮司は「鏡の法則」を説明しながら、神道伝統の核心について紹介しました。

続くセッションでは、8人の宗教者が取り分けられた水を一つの器に注ぎ込み、宗教の和合を表すセレモニーが行われました。最後に「私たちの共通の理想は、『神の下の一家族』として、互いに尊敬、調和、協力の中で、すべての国籍、民族、国籍、文化、そして考え方の違う人々が共生する世界を築くことである」とする決議文が参加者全員によって採択され、一同がこれに署名しました。