第126回超宗教フォーラム
昨年逝去 宗教者平和大使として尽力
UPF-Japan/IAPD-Japanは3月4日、国連が推奨する世界異教徒間の調和週間(World Interfaith Harmony Week)の記念行事として第126回超宗教フォーラムを開催した(写真上)。
平和と開発のための宗教者協議会(IAPD)はUPFのプロジェクトの1つとして2017年11月に結成され、宗教者平和大使が集う国際的なプラットフォームを形成している。国連は2010年の総会で、毎年2月の第1週を「世界異教徒間の調和週間」と定め、世界各地で記念行事が行われるようになった。UPF/IAPDもこの趣旨に賛同し、日本及び世界各地で毎年記念行事を開催してきた。今年は1カ月遅れの開催となったが、宗教間の交流を通して相互の理解を深め、協力して世界平和のために祈り活動すべく、オンライン参加を含め多くの宗教者平和大使が集った。
本年は「信教の自由と世界平和への祈り」を主題に掲げ、主催者挨拶の後、UPF-Japanの魚谷俊輔事務総長が2月4日~5日、ワシントンDCで開かれたIRFサミット2025の参加報告を行った。
続いて、昨年4月30日に逝去したNPO法人にっぽん文明研究所代表で天ノ岩座神宮の奈良泰秀永代宮司(写真)の遺徳を偲ぶ時間を設けた。奈良宮司は、2023年4月より翌3月までIAPD-Japan会長を務めた。奈良宮司は、会長在任中の2023年9月26日、国際平和デーを記念する超宗教フォーラムで基調講演を行っていた。この時間、思い出の画像と共に宮司の録音音声を視聴した。文総裁の功績を称えUPFのビジョンとミッションを明確にし、世俗化する現代世界にあって宗教者の使命の重要性を強調するその内容に、参加者一同、深い感銘を受けた。
「奈良先生のスピーチは我々の活動の概要を余すところなく述べて下さった。遺された我々に、この運動の確信を語られながら後に続いてほしいという遺言のようにも感じ取れた。宗教者平和大使として30年以上にわたり、国内はもとより韓国や、アメリカ、イスラエルなどでの国際会議に参加され、祈りの儀式で日本の神道を世界に知らしめる大きな役割を担って下さった」と前田外治IAPD-Japan顧問は感謝の辞を述べた。
最後に、信教の自由と世界平和のための宗教者の祈りが捧げられた。参加者一同は奈良宮司の遺志を受け継ぎこの運動を推進していく決意を固め、祈りに臨んだ。神道の祝詞奏上で祈りの扉が開かれ、仏教僧侶とイスラーム指導者の響き合う祈り、讃美歌、キリスト教の祈りと続き、荘厳な雰囲気に包まれるなか、UPF創設者の祈りで結ばれた。
(報告・石丸志信IAPD-Japanコーディネーター)