南東京平和大使協議会など 国連「国際家族デー」を記念し清掃プロジェクト
毎年恒例となった清掃プロジェクト「ファミリー・クリーンラリー246」が5月15日、東京・世田谷エリアなどを中心に開催されました(共催:UPF-Japan、南東京平和大使協議会)。同プロジェクトには同協議会に所属する平和大使など約70人が参加しました。
国連の「国際家族デー」(5月15日)を記念して行われるプロジェクトは毎年この時期に開催されていますが、昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い中止になったため、2年ぶりの開催となりました。
この日はまず、活動のスタート地点である世田谷公園に参加者が集合して開会式が行われました。最初に、杉田善忠・南東京平和大使協議会共同議長が主催者を代表してあいさつし、「プロジェクトは今年でちょうど10回目の節目を迎え、恒例行事として地元に定着しつつある。毎回継続して参加してくださっている地元の平和大使の皆さんに心から感謝する」と述べました。
続いてUPF-Japanの荒瀬和紀事務次長がプロジェクトのテーマである「国際家族デー」について説明しました。荒瀬次長は今年の家族デーのテーマである「家族と新たなテクノロジー(Families and New Technologies)」について紹介。「全世界を巻き込む新型コロナのパンデミックは、人と人の間に距離を置くことを強い、相互に交流する機会を奪った。こうした状況の中で、国連は革新的な技術を利用しながら新たな時代のコミュニケーション・システムを模索するよう加盟国に呼びかけている。今年の国際家族デーでは、こうしたテクノロジーが家族の幸福や絆の再生にどう役立てるのか考えるよう促している」と述べ、コロナ禍で分断が進むなか、家族間の絆を深める取り組みの必要性をあらためて考えるきっかけにしてほしいと訴えました。
開会式の後、参加者は世田谷方面と渋谷方面の2つのルートに分かれ、国道246号線沿いの歩道を清掃しました。道端に投げ捨てられた空き缶やペットボトル、タバコの吸い殻などを拾い集め、ゴミ袋は瞬く間に一杯に。
この日は晴天に恵まれ、参加者の多くは家族や知人友人を誘って参加。マスクを着用し、参加者同士が一定の距離を取るなど感染予防対策を徹底しながらも、和気あいあいとした雰囲気の中で活動に取り組みました。