日韓トンネル推進静岡県民大会

静岡市内の会場で12月7日、「日韓トンネル推進静岡県民大会」(主催:日韓トンネル推進静岡県民会議)が開催され、同県民会議関係者や後援団体である静岡県平和大使協議会の会員ら合わせて約400人が参加しました。

主催者を代表してあいさつした同協議会の安間英雄議長は、「日韓トンネルを通じて交流が活発になれば、互いの国の理解も深まり、北東アジア地域の平和につながっていくのではないか」と述べました。

来賓を代表して登壇した臨済宗金剛寺の水田真道住職は、自身が大学時代、機械工学などに関心があったことを挙げ、「前人未到のプロジェクトがあると知り、技術的な部分やどのように具現化されていくのかとても楽しみにしている」と期待を述べました。

続いて、一般財団法人国際ハイウェイ財団の魚谷俊輔理事長が「日韓トンネル構想と世界平和実現へのビジョン」と題し、記念講演を行いました。

魚谷理事長は講演の中で、日韓トンネルの経済効果については、国際的な視野から分析することが必要と指摘するとともに、日韓トンネルを通じた交通網やパイプライン、送電線によって、自然条件に左右されない常時運搬が可能となれば、現在、日本のアキレス腱となっている、エネルギー、資源、食料、電力の安定的な確保が可能となり、日本の生活上の安全保障につながるはずとの展望を示しました。

また、「これからの世界では、孤立した一国として生きていくことは不可能であり、地域統合によって他国と連携してこそ国が生きる道が開ける。そのためのインフラが日韓トンネルだ」と語り、講演を締めくくりました。

会の終了後には懇親会も開かれ、来賓と参加者が感想を述べ合いました。